NPO法人「一冊の会」ネパール緊急支援
尾崎行雄三女の相馬雪香さん(2008年逝去)は、文字通り「生涯現役」で、亡くなる直前まで様々な社会活動を続けていました。
NPO法人「一冊の会」も、その一つです。
立ち上げたのは、大槻明子・現会長で、小山志賀子・現理事長とともに内外を飛び回り、今年で50年を迎えます。
相馬さんは同会の最高顧問を務め、メンバーの精神的支柱となり、自らも現場にしばしば足を運び、講演や交流をしていました。
私は、相馬さんが亡くなった3年後、東日本大震災のあった年に、相馬さんの生き方や「心」に着目した本を出版しました。その「はじめに 東日本大震災によせて」に次のように書きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……相馬さんが発足した団体や、深く関わってきた団体、いわば「相馬さんの仲間・同志たち」は、震災直後から被災地に入り、積極的な支援を行なっていました。私が訪れたのは、遅まきながら七月一日。被災地の様子はニュースなどを見て、ある程度分かっているつもりでしたが、現実離れした実際の風景――延々とどこまでも続く瓦礫の山。半分水没したまま誰もいなくなった広大な町並み。町の真ん中に埋まっている車と漁船の数々――を間近に見ると、底知れぬ恐怖と絶望を感じました。
現地では、首長のリーダーシップや、地元の人たちの力強さを感じる出会いもありましたが、それでも帰りの車中、何度も心が折れそうになりました。〈この場所を、果たして何年かけて、どういうふうに復旧・復興させていくのか。本当にそんなことができるのだろうか…〉
しかし、私が随行したボランティア団体は、翌日にはすでに次の行動を始めていました。被災地での支援はもちろん、さまざまなルートを通じて物資や義援金集めに東奔西走していたのです。そこには、一点の曇りも迷いもありませんでした。そうした仲間の気概、「心」に触れ、私の中で奮い立つものがありました。相馬さんがいつも言っていたこと――「遠くばかりを見つめて、溜息をついてるだけじゃダメ。足元をしっかり見て、まずは自分にできることから始めなさい」。……
『心の力』(世論時報社)「はじめに 東日本大震災によせて」より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここに書いた「随行したボランティア団体」というのが、「一冊の会」です。
「一冊の本、一本の鉛筆から、未来への人づくりが始まる。」――図書・文房具・物資の寄贈を通じて、途上国・被災地の支援(特に子供たちの教育支援)を50年にわたり行っている「一冊の会」。
いま、一冊の会では、ネパール大地震緊急支援を実施しています。
被災した子ども達へ文房具を送るため、皆様からのご寄付を募っています。
ぜひご支援をお願い致します。
→ NPO法人「一冊の会」ネパール大地震緊急支援活動
※ご寄付の手続き等については、お手数ですが、以下の公式サイト内「お問い合わせ」から、本文に「ネパール支援希望」と書いてお送り下さい。事務局より口座等のご案内が届きます。
→ NPO法人「一冊の会」(お問い合わせ)
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NPO法人「一冊の会」も、その一つです。
立ち上げたのは、大槻明子・現会長で、小山志賀子・現理事長とともに内外を飛び回り、今年で50年を迎えます。
相馬さんは同会の最高顧問を務め、メンバーの精神的支柱となり、自らも現場にしばしば足を運び、講演や交流をしていました。
私は、相馬さんが亡くなった3年後、東日本大震災のあった年に、相馬さんの生き方や「心」に着目した本を出版しました。その「はじめに 東日本大震災によせて」に次のように書きました。
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……相馬さんが発足した団体や、深く関わってきた団体、いわば「相馬さんの仲間・同志たち」は、震災直後から被災地に入り、積極的な支援を行なっていました。私が訪れたのは、遅まきながら七月一日。被災地の様子はニュースなどを見て、ある程度分かっているつもりでしたが、現実離れした実際の風景――延々とどこまでも続く瓦礫の山。半分水没したまま誰もいなくなった広大な町並み。町の真ん中に埋まっている車と漁船の数々――を間近に見ると、底知れぬ恐怖と絶望を感じました。
現地では、首長のリーダーシップや、地元の人たちの力強さを感じる出会いもありましたが、それでも帰りの車中、何度も心が折れそうになりました。〈この場所を、果たして何年かけて、どういうふうに復旧・復興させていくのか。本当にそんなことができるのだろうか…〉
しかし、私が随行したボランティア団体は、翌日にはすでに次の行動を始めていました。被災地での支援はもちろん、さまざまなルートを通じて物資や義援金集めに東奔西走していたのです。そこには、一点の曇りも迷いもありませんでした。そうした仲間の気概、「心」に触れ、私の中で奮い立つものがありました。相馬さんがいつも言っていたこと――「遠くばかりを見つめて、溜息をついてるだけじゃダメ。足元をしっかり見て、まずは自分にできることから始めなさい」。……
『心の力』(世論時報社)「はじめに 東日本大震災によせて」より
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ここに書いた「随行したボランティア団体」というのが、「一冊の会」です。
「一冊の本、一本の鉛筆から、未来への人づくりが始まる。」――図書・文房具・物資の寄贈を通じて、途上国・被災地の支援(特に子供たちの教育支援)を50年にわたり行っている「一冊の会」。
いま、一冊の会では、ネパール大地震緊急支援を実施しています。
被災した子ども達へ文房具を送るため、皆様からのご寄付を募っています。
ぜひご支援をお願い致します。
→ NPO法人「一冊の会」ネパール大地震緊急支援活動
※ご寄付の手続き等については、お手数ですが、以下の公式サイト内「お問い合わせ」から、本文に「ネパール支援希望」と書いてお送り下さい。事務局より口座等のご案内が届きます。
→ NPO法人「一冊の会」(お問い合わせ)
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