相馬雪香さんの「心の力」
東日本大震災の発生から、ちょうど5年になります。
去る3月6日、仙台市を訪れ、村井嘉浩・宮城県知事のお話を聴く機会がありました。
村井知事は、この5年でインフラはほぼ復旧・整備され、これからは「心の復興」が重要になってくる、という旨のお話をされました。
2011年―。その年は、相馬雪香さんの没後3年にあたることから、私は、相馬さんの生き方・信念・行動を一人でも多くの人に伝えたいと思い、年明けから原稿を書き始めていました。
仕事の合間を縫っての作業だったので、なかなか筆が進まず、それでもなんとか半分ほど書き終えた時、あの「3月11日」を迎えました。
それまで書いた文章・言葉のすべてが虚しく思え、一旦書くことをやめました。全身の力が抜けていくような感じでした。
しかし、相馬さんを慕い、共に活動を続けていたNPO法人一冊の会は、震災発生の翌日には、食料や物資を車に詰め込み、会長自らハンドルを握り、直接被災地に届けていました。
相馬さんがいつも言っていたこと――「遠くばかりを見つめて、溜息をついてるだけじゃダメ。足元をしっかり見て、まずは自分にできることから始めなさい!」
「相馬さんの心の力を一人でも多くの人に伝えよう」――もう一度書き始めた原稿は、その年の11月、『心の力』という本になりました。そして翌年、相馬さんの古い友人の方が、それを仮設住宅に200冊配って下さいました。
この5年、一冊の会も、尾崎財団も、また他の関連団体も、相馬さんの精神―「心の力」を継ぐ人たちは様々な形で被災地支援・東北復興支援をしてきました。
「心の復興」が求められている今。
まさにこれからが私たち、相馬雪香の思い・心の力を継ぐ者たちの「正念場」、本領発揮の時である――そう決意を新たにしているところです。
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村井知事は、この5年でインフラはほぼ復旧・整備され、これからは「心の復興」が重要になってくる、という旨のお話をされました。
2011年―。その年は、相馬雪香さんの没後3年にあたることから、私は、相馬さんの生き方・信念・行動を一人でも多くの人に伝えたいと思い、年明けから原稿を書き始めていました。
仕事の合間を縫っての作業だったので、なかなか筆が進まず、それでもなんとか半分ほど書き終えた時、あの「3月11日」を迎えました。
それまで書いた文章・言葉のすべてが虚しく思え、一旦書くことをやめました。全身の力が抜けていくような感じでした。
しかし、相馬さんを慕い、共に活動を続けていたNPO法人一冊の会は、震災発生の翌日には、食料や物資を車に詰め込み、会長自らハンドルを握り、直接被災地に届けていました。
相馬さんがいつも言っていたこと――「遠くばかりを見つめて、溜息をついてるだけじゃダメ。足元をしっかり見て、まずは自分にできることから始めなさい!」
「相馬さんの心の力を一人でも多くの人に伝えよう」――もう一度書き始めた原稿は、その年の11月、『心の力』という本になりました。そして翌年、相馬さんの古い友人の方が、それを仮設住宅に200冊配って下さいました。
この5年、一冊の会も、尾崎財団も、また他の関連団体も、相馬さんの精神―「心の力」を継ぐ人たちは様々な形で被災地支援・東北復興支援をしてきました。
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