国立公文書館企画展「漂流ものがたり」
1月14日(土)から3月11日(土)まで、国立公文書館の本年最初の企画展「漂流ものがたり」が開催されています。
四方を海で囲まれた日本が、海外と出会っていく過程で、心ならずもその「先駆者」となった近世の漂流事件の主人公たちに視点をあてています。中国、ベトナムや無人島への漂流者、漂流後渡米したジョン万次郎、ジョセフ=ヒコ、初めて地球を一周して帰国した津太夫らの苦難を紹介。また、大黒屋光太夫の見聞を整理した重要文化財「北槎聞略(ほくさぶんりゃく)」(献上本)を展示・解説。
同館の御担当者いわく「展示を通して、鎖国下の日本において『海の向こう』と格闘した先人たちの営みをご紹介するだけでなく、広く『記録を遺すこと』の重要性をご理解頂けるものとなるよう工夫したつもりです。」とのこと。
ぜひ、ご覧下さい!
(詳細は、こちらのパンフレットで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、以下は余談です。
すでに、新聞でも広く報じられている通り、「新しい国立公文書館」の建設候補地として、憲政記念館の敷地が挙げられています。
昨年から、地質調査(ボーリング)や、記念館を含む敷地内の建造物の視察調査などが行われており、今年度内に、最終的に決定される予定です。
私は、一昨年、超党派の議員連盟に招かれ、「憲政記念館と尾崎財団の歴史と意義」について、財団を代表してお話しさせて頂きました。その後も、憲政記念館を管理運営する衆議院事務局や、国立公文書館を所管する内閣府の方々とお会いし、情報を共有してきました(と言っても、私から会いに行ったのではなく、先方からです。いずれの方々も尾崎財団や旧尾崎記念会館の存在・歴史を大変尊重してくださっています。)
財団の会員・関係者から、「憲政記念館が無くなるのか?」「尾崎財団も無くなるのか?」といった質問をよく受けます。結論を言うと、無くなりません。
仮に「憲政記念館の敷地に新公文書館を建設する」ことが決まった場合でも、現在の記念館の意義・役割が損なわれない範囲で進められる予定です。もちろん、尾崎財団も無くなりません。
わが国の議会政治の歴史、議会制民主主義への認識を深めてもらうことを目的とした憲政記念館。そして、歴史資料として重要な公文書の保存・利用を図ることを目的とした国立公文書館。いずれも「民主主義の砦」として重要な施設です。
当財団としては、これまで同様、新公文書館と憲政記念館、「双方の」意義・重要性を深く認識したうえで、(財団にとってではなく)国民にとって、より良い施設になることを期待し、そのための協力は惜しみません。
この新公文書館建設をめぐっては、一部の議員や関係者の中に、「これは憲政=立憲主義を潰そうとする政権の暴挙だ」「民主政治の象徴が踏みにじられる」と言って、反対の声を上げている人がいます。昨年末、そうした「ストーリー」にしたいジャーナリストからの取材を受けましたが、上記のお話をしたところ、記事にはなりませんでした。政権批判を目的とした「政争の具」になることは避けなければなりません。
(以上、余談のほうが長くなりました・・・)
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四方を海で囲まれた日本が、海外と出会っていく過程で、心ならずもその「先駆者」となった近世の漂流事件の主人公たちに視点をあてています。中国、ベトナムや無人島への漂流者、漂流後渡米したジョン万次郎、ジョセフ=ヒコ、初めて地球を一周して帰国した津太夫らの苦難を紹介。また、大黒屋光太夫の見聞を整理した重要文化財「北槎聞略(ほくさぶんりゃく)」(献上本)を展示・解説。
同館の御担当者いわく「展示を通して、鎖国下の日本において『海の向こう』と格闘した先人たちの営みをご紹介するだけでなく、広く『記録を遺すこと』の重要性をご理解頂けるものとなるよう工夫したつもりです。」とのこと。
ぜひ、ご覧下さい!
(詳細は、こちらのパンフレットで)
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さて、以下は余談です。
すでに、新聞でも広く報じられている通り、「新しい国立公文書館」の建設候補地として、憲政記念館の敷地が挙げられています。
昨年から、地質調査(ボーリング)や、記念館を含む敷地内の建造物の視察調査などが行われており、今年度内に、最終的に決定される予定です。
私は、一昨年、超党派の議員連盟に招かれ、「憲政記念館と尾崎財団の歴史と意義」について、財団を代表してお話しさせて頂きました。その後も、憲政記念館を管理運営する衆議院事務局や、国立公文書館を所管する内閣府の方々とお会いし、情報を共有してきました(と言っても、私から会いに行ったのではなく、先方からです。いずれの方々も尾崎財団や旧尾崎記念会館の存在・歴史を大変尊重してくださっています。)
財団の会員・関係者から、「憲政記念館が無くなるのか?」「尾崎財団も無くなるのか?」といった質問をよく受けます。結論を言うと、無くなりません。
仮に「憲政記念館の敷地に新公文書館を建設する」ことが決まった場合でも、現在の記念館の意義・役割が損なわれない範囲で進められる予定です。もちろん、尾崎財団も無くなりません。
わが国の議会政治の歴史、議会制民主主義への認識を深めてもらうことを目的とした憲政記念館。そして、歴史資料として重要な公文書の保存・利用を図ることを目的とした国立公文書館。いずれも「民主主義の砦」として重要な施設です。
当財団としては、これまで同様、新公文書館と憲政記念館、「双方の」意義・重要性を深く認識したうえで、(財団にとってではなく)国民にとって、より良い施設になることを期待し、そのための協力は惜しみません。
この新公文書館建設をめぐっては、一部の議員や関係者の中に、「これは憲政=立憲主義を潰そうとする政権の暴挙だ」「民主政治の象徴が踏みにじられる」と言って、反対の声を上げている人がいます。昨年末、そうした「ストーリー」にしたいジャーナリストからの取材を受けましたが、上記のお話をしたところ、記事にはなりませんでした。政権批判を目的とした「政争の具」になることは避けなければなりません。
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