国よりも党を重んじ、党よりも・・・

国政・地方を問わず、選挙が近づくと、他の政党やグループに移る、あるいは新たなグループを立ち上げる議員や立候補予定者が少なからず出てきます。

政治家が所属政党を変えることは、必ずしも悪いことではないでしょう。問題は、その政治家が何を目指し、どういう動機で政党を移っているか、ということです。

ご存じの通り、尾崎行雄は、何度も政党を移り、また、新しいグループをつくったり解散したりしています。しかしそれは、自分の利害や選挙の当落を考えて行ったものではありませんでした。

「金や数の力、親分子分のしがらみ」ではなく「道理と政策」で競い合える政党を目指し、「私利私欲」ではなく「国家・国民のため」の政策実現を追い求めた結果だったのです。

尾崎は、亡くなる4年前(1950年)、次の短歌を詠んでいます。

  国よりも
    党を重んじ
     党よりも
    身を重んじる
     人の群れかな

党を移る政治家。そこにあるのは、国家・国民のため、地域社会のためという信念か。それとも、ただただ自らの当落(=自分の利益)への執着か。

われわれ有権者は、そこを厳しくチェックし、「本物」を選んでいかなければなりません。


↓いろいろな人のブログがご覧頂けます
にほんブログ村 歴史ブログ 偉人・歴史上の人物へ
にほんブログ村

スポンサーサイト
プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
**********************

【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード