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菅首相に欠けている「言葉の力」

1月4日、菅首相の年頭記者会見が行なわれた。

そこで掲げられたのは、「平成の開国元年」、「最小不幸社会」、「不条理を正す政治」の3つだ。
僕の第一印象は、「何を今さら…」「取って付けたような…」「またしても党内政局か…」というものだった。

あれから1週間が経ったが、首相が掲げた3つのメッセージを、どれだけの人が記憶しているだろうか。

首相官邸のホームページには、記者とのやり取りも含め全文が掲載されている。僕は、それを何度か読み返しているが、はっきり言って、何のメッセージも、そして首相の熱意も伝わってこない。当日の会見動画を見返しても同じ印象を持ってしまう。心にも響かないし、記憶にも残らない。

内容以前に、そこが一番問題なのかもしれない。
もはや菅首相の言葉には「力」が感じられない。その力とは、言葉の抑揚や、巧みなスローガンといった類のものではない。一言でいえば、「本気度」だ。「本気の心」が紡ぎ出す言葉には「力」が宿る。

国民の将来を本気で考え、不安や怒りを共有し、そのうえで信念を語りかけ、希望を与えるようなメッセージを出すのが政治リーダーの役割だろう。今の菅首相には、それが欠けているように思えてならない。

霞が関の代弁者よろしくサラリと消費税を持ち出してくる。野党時代、脱官僚を声高に叫び、消費税については「無駄を削って、鼻血も出なくなるまで絞り切ったうえで、初めて議論の俎上にのせるべきもの」と言っていた同じ人の言葉とは思えない。

「脱官僚」を一朝一夕に実現させるのは困難かもしれない。
また、消費税論議も避けて通れるものではないだろう。

だからこそ首相は、脱官僚と無駄削減に本気で取り組まなければならない。「見せかけ」では駄目だ。それを国民は本能的に見抜いている。
いや、首相は今や「見せかけ」すらも放棄しているのかもしれない。
「脱官僚」を「脱小沢」にすり替えても、菅政権は浮上しないだろう。

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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