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「抑止力は方便」発言の本当の問題点

首相当時、普天間基地「県外移設」の断念理由として挙げた「抑止力」を、あれは実は「方便だった」という鳩山前首相の発言が報道されてから2週間あまりが経つ。

直後、菅首相をはじめ政権内部から鳩山氏へ批判の声が上がり、「方便発言」の打ち消しに躍起になった。もちろん国会でも取り上げられ、野党からの恰好の攻撃材料にもなった。新聞にも「無責任」「軽率のそしりを免れぬ」「猛省すべし」の文字が踊る。

方便発言…。さすがに国民の多くも「え!?」と思ったのではないか。いや、「あ~またか…」と思ったかもしれない。党内外、マスコミ、国民の多くが呆れ、鳩山氏へ批判と怒りを抱いているようだ。

しかし、改めて考えてみたい。

確かに、この発言に対する批判はあって然るべきだが、この問題を果たして「鳩山氏個人の資質」の問題に収斂させ、終局させてよいものだろうか。

むしろ当時、一国の首相にして「方便」を使わざるを得なかった、方便を使ってまでも断念せざるを得なかった本当の理由こそ、追及すべき問題ではないだろうか。

鳩山氏は、よくも悪くもバカ正直だ。この方便発言も、いくら本人や政権が後から弁解しても、文字通りの意味でしかないだろう。
「抑止力」が方便ならば、移設できない本当の理由は何なのか。そこに、誰の、どんな思惑と力が働いているのか。鳩山氏は、当時外務省や防衛省から強い抵抗があったという。では彼らが守ろうとしているものは何なのか?
「国益」「米国との信頼関係」という言葉が使われるが、その具体的中身は何なのか?

そうした点を今一度、検証すべきではないだろうか。単に、「鳩山氏トンデモ発言」批判のレベルで終わらせるべきではないように思う。

2003年、当時のラムズフェルド米国防長官が現地を視察し、「世界一危険な基地だ」と驚きを隠せなかった普天間基地。
また、日本で2005年に発効したジュネーブ条約追加議定書に盛り込まれている「民軍施設の分離」(民間施設居住区と軍施設を分離する)に違反しているのではないかとの指摘もある普天間基地。
今この瞬間も、大人から子どもまで、多くの人たちがそこで生活を営んでいる。

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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