被災地を訪れて

前回のブログから2週間以上が経ちました。
今までで一番あいたような気がします。
実はこの間に、仕事とプライベート双方で大きな「転機」が訪れ、今現在もそのプロセスにいます。
この件は後日、ある程度の方向性が見えてきてから皆様にお伝えしたいと思っています(関係者へのお詫び?も含めて)。

さて、今回は、被災地のことについて短く触れたいと思います。
2日前(7月1日)、NPO法人「一冊の会」会長で、「国連女性機関(UN Women)さくら」会長でもある大槻明子さん、同会幹部の小山志賀子さんたちと共に、福島県相馬市の松川浦、原釜地区、宮城県石巻市などを視察しました。今回の目的は、「UN Womenさくら」が集めた義援金を相馬市長に手渡すことでしたが、私が初めて被災地を訪れるということで、改めて被災現場を案内して頂いた次第です。

訪れた先は、いずれも、特に被害の大きかった地域。
一言で言い表すことなど出来ない状況です。
現場の映像は、ニュースやネット、紙面などで見ており、ある程度想像はついていた(つもりだった)のですが、やはり、現実離れした現実の風景(延々とどこまでも続く瓦礫の山。半分水没したまま、誰もいなくなった広大な町並み。町の真ん中に転がったり埋まったりしている車と漁船の数々)を間近に見ると、底知れぬ恐怖と絶望を感じました。

地域によって格差はあるものの、復旧・復興は、徐々にですが日々進んでいます。
首長のリーダーシップ、地元の人たちの力強さを感じる出会いもありました。
印象的だったのは、大槻さんたちが何度も「あ、きれいになってる。あそこも、あ、ここも。道もフェンスも復旧している」と訪問先ごとに感激していたことでした。被災直後から現地を何度も訪れ、物資提供やボランティア活動をされてきた人にとってみれば、その進捗が目覚ましく思えるようです。

ただ、今回初めて訪れた私は、それを聞いても、やはり、「本格的な復旧・復興の途につくのに、あと何年かかるのだろうか」、「復興後の未来をどう描くことができるのだろうか」、「私たちは何の役にも立たないのではないだろうか」と、ネガティブな感情ばかりが(恥ずかしながら)込み上げてきました。

これは、本当にやるせない気持ちです。
日帰り、真夜中の車の中で、何度も心が折れそうになりました。
「でも、するべきこと、できることがある。被災地にとって何が大切かを考え抜き、行動する。その場限りではなく、持続することが大切だ」…何度も何度も自分に言い聞かせていました。

そんな折、昨日報じられた松本復興担当相の心無い発言。
怒りを通り越し、悲しくなります。
が、同時に、政治がダメなら私たち市民が動く、と気合を入れ直しています。

尾崎財団では、7月27日(木)午後6時から、憲政記念館で「東日本大震災―被災地の復興に向けて」という講演会を開催します。 → 詳細はこちら
関心のある方はぜひご参加下さい。

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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