「政は正なり」―尾崎咢堂言行録(33)
いくら政治が「ダメ」でも、有権者が「所詮こんなもんだろう」と諦めたり、開き直ったりしてしまっては、民主政治はすぐに後退してしまう。
尾崎行雄三女の相馬雪香さんはよく言っていた。
「民主主義は、水をやり続けないとすぐに枯れてしまう。地中の根まで腐らせるようなことがあってはならない」―と。
「政は正なり」―理想論かもしれないが、国民はこの姿勢を政治に求め続けなければならないと思う。
求め続けても、特段前進は見られないかもしれないが、求めることをやめてしまえば、その途端に民主政治の根は腐り、取り返しがつかなくなってしまう気がする。
政治家を選ぶのは有権者。「政は正なり」を実現させるも、させないも、有権者の意志と行動にかかっている。
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「政は正なり」
政は正也。子帥(ひき)いるに正を以てす、いずれか正ならざらん。自ら正しくして人を正し、自ら行なうて人これを信ず、政を為すに徳を以てす。ここにおいて全し。
ひるがえってこれを我が国に見よ。上政府に正を行なうものなく、これを擁護する政党者流は強盗の集団に等し、国民信頼せんと欲するも豈に得べけんや、政府己に信なく、国民またこれを頼まず、上下一致の政治を為すことあたわざるは自然の数、理の当然ならずや。
「世界の改造と日本の将来」(1919年・大正8年)より
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「民主主義は、水をやり続けないとすぐに枯れてしまう。地中の根まで腐らせるようなことがあってはならない」―と。
「政は正なり」―理想論かもしれないが、国民はこの姿勢を政治に求め続けなければならないと思う。
求め続けても、特段前進は見られないかもしれないが、求めることをやめてしまえば、その途端に民主政治の根は腐り、取り返しがつかなくなってしまう気がする。
政治家を選ぶのは有権者。「政は正なり」を実現させるも、させないも、有権者の意志と行動にかかっている。
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「政は正なり」
政は正也。子帥(ひき)いるに正を以てす、いずれか正ならざらん。自ら正しくして人を正し、自ら行なうて人これを信ず、政を為すに徳を以てす。ここにおいて全し。
ひるがえってこれを我が国に見よ。上政府に正を行なうものなく、これを擁護する政党者流は強盗の集団に等し、国民信頼せんと欲するも豈に得べけんや、政府己に信なく、国民またこれを頼まず、上下一致の政治を為すことあたわざるは自然の数、理の当然ならずや。
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