咢堂塾21特別シンポ「統治を創造する」いよいよ来週開催

以前お知らせした新刊『統治を創造する』。

本書は、背景や活動の異なる9人の執筆者が、「新しい公共」「オープンガバメント」などをキーワードに、ガバナンスのあり方、そこにおける市民社会の役割、その制度や条件・理念的背景などについて独自の視点から論じています。

目次には、デモクラシー、オープンガバメント、ソーシャルメディア、政治概念、ハイエク(哲学者)といった文字があり、そっち方面にあまり興味の無い人たちには、なかなかとっつきにくいイメージがあるかもしれません。

しかし、本書は、私自身も含めて「そっち方面にあまり興味の無い人」こそ読むべきかもしれません。

「統治(=ガバナンス)」とか、「公共」というものは、政治家や一部の専門家だけが考える、あるいは司るものではなく、今や市民社会全体で共有し、構想し、行動するものだと思います。
そこに無自覚でいると、せっかくの技術や制度も(私たち自身のパワーとして)役立てられない、発展させていけない、つまりは自分で自分の首を絞める結果になるような気がします。

各章はいずれも、理念的背景と今日的課題をうまく結び付けてあり、具体的イメージを浮かべながらすらすらと読み進めていくことができます。すらすら、といっても、それぞれが投げ掛けている課題の背景には歴史的・思想的・哲学的要素があるので、頭の中で反復・熟考が求められますが、内容が理解しやすいので、それも苦になりません。

本書は、「思想」を単に「知的遊戯」にとどまらせず(それも重要なのですが)、現実を変革するための具体的な道筋、あるいは問題提起をしているので、読んでいて、自分自身の政治・社会に対する見方あるいは今後の行動にとても良い刺激を与えてくれます。

ところで、第1章「eデモクラシー2.0」を執筆した、私の仲間・谷本君の章について言えば、この章名(本文にも出てくる言葉ですが)は、一般には分かりにくいかもしれません(「そっちに関心のある人」にはビビっと来るのだと思いますが…)。しかし、内容はとても分かり易く、今の時代に即した問題提起はとても重要です。私たちが普段使っている民主主義=デモクラシーという言葉・概念について、今日のソーシャルメディア環境の観点から再定義を試みたことは、単に理念としてではなく、実践としても民主主義のバージョンアップに繋がっていくと思います。

さてさて、その谷本君を含む8名(1名の方はご都合が付きませんでした)による、著書同名の特別シンポジウム、いよいよ来週月曜、開催です!

参加費は無料。当日、「咢堂塾21」の塾生募集案内もいたしますので、ぜひご参加下さい。

詳細・お申し込みはこちらへ
 → 特別シンポジム「統治を創造する」(尾崎財団公式サイト)


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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
**********************

【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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