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尾崎行雄とワシントンの桜

毎年、桜の季節になると、テレビや新聞社などから、必ずといっていいほど尾崎財団に問い合わせがある。それは、かつて尾崎行雄が米国に桜の苗木を送ったというエピソードに関するものだ。

1903年、尾崎は衆議院に議席を置いたまま、東京市長に就任した。1909年、米国大統領タフト氏夫人が、日本の桜を米国の首府ワシントンのポトマック河畔に植えたいと希望していることを知り、尾崎は2000本の苗木をワシントンに送った。しかしその苗木は、害虫が発見されすべて焼かれてしまった。残念に思った尾崎は、健全な苗を育てさせ、1912年、今度は3000本を送った。その苗木は無事育ち、今も見事な美しさでポトマック河畔の春を彩っている。

当時、米国に桜を送るという尾崎の行為に対し、「日本の魂をアメリカに売った」などと批判する者もいたという。もちろん尾崎の本心は、「米国に魂を・・・」などというものとは無関係だった。尾崎は東京市長時代、日露戦争の際に米国が日本に好意的だったことに大変感謝していた。その謝意をなんらかの形で表したいと思っていたところに、上記のとおり、タフト氏夫人の希望を知り、機を得たり、となったわけである。

ところで、1915年、その桜の返礼として、ワシントンから東京市に「ハナミズキ」が送られた。そのハナミズキの原木の切り株が、時を経て、日米友好親善のシンボルとして、憲政記念館(旧・尾崎記念会館)の「尾崎メモリアルホール」に展示してある。ぜひ一度、ご覧いただきたい。

ちなみに、歌手の一青窈(ひととよう)さんが歌っている「ハナミズキ」という曲は、このエピソードから生まれたものだそうだ。

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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