日本国憲法施行65年を迎えて

5月3日は憲法記念日。
日本国憲法は、今日で施行65年を迎えました。

昨年11月、衆参両院による憲法審査会が初めて実質審議入りをし、今年4月には自民党が憲法改正草案を発表。
今日も各政党が、それぞれの立場・論点から談話を発表しています。

憲法について、政党内あるいは超党派で議論が活発化することは良いことだと思います。
ただ、国民がその議論から抜け落ちたり、距離ができてしまうと、「憲法論議」そのものの前提が失われてしまうことになりかねません。

今さら言うまでもありませんが、そもそも「憲法」は、国民が、国家権力に対して、国家権力を制限するために発した規範です。
つまり私たちが、私たちの権利自由を守るために、国家権力に対して「この点は絶対に守れ!これに従え!」と命令しているのが憲法です。(「法律」は逆です。国家権力が私たち国民に「これを守りなさい!守らなければ罰しますよ!」というもの。)

ですから、そもそも憲法論議は、(改憲にしろ護憲にしろ)国民の側から大いに巻き起こるのがスジだと言えます。

例えば、この4月末にまとめられた自民党の憲法改正草案についても、それに単に賛成か反対かということより、それを基に、大いに議論を深めていくことが大切だと思います。この改正草案は、議論を深めていく上で重要な論点をいくつも提起してくれています。 → 日本国憲法改正草案(自民党)

ところで、憲政の神と呼ばれた尾崎行雄は、日本国憲法を大変高く評価しました。が、同時に、大日本帝国憲法も高く評価していました。尾崎が提起したのは「いくら良い憲法をつくっても、それが真に活かされ、国を繁栄させるかどうかは、それを運用する国民次第である」ということでした。

日本国憲法が施行されて65年。
日本国民は、この憲法を活かしきれているでしょうか。
いずれにしても、憲法論議が、政党レベルから国民レベルに深化・拡大することが重要だと思います。

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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