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One voice Campaign ―「熟議」のプロセスとして

先日、ブログで紹介した「One voice Campaign ~インターネット選挙運動解禁に向けて」。

その後、積極的にイベントを開催し、メディアでも取り上げられ、着実に盛り上がってきています。
また、各界から賛同の声が続々と寄せられています。 → 公式サイトはこちら

私たち有権者は、選挙を通じて政治家を選出します。
尾崎行雄は、投票する側の意識のあり方(投票は誰のために、何のためにするのか)について、著『民主政治読本』の中で次のように言っています。
少し長いですが引用してみましょう。

「…それほど大切な選挙権をどう使えばいいのか、投票は誰のためにするのであるか、自分の不利益になるような法律を作らせない代表者を選ぶために使わねばならぬ。自分自身のためにする投票でなければならぬことは、もう言わずして明らかなはずだが、わが国の有権者のうちには、今でも選挙は候補者のためにするものと心得ている人がかなり沢山あるようだ。…候補者のための選挙だと思えばこそ、頼まれたから、金をくれたから、義理が有るから入れてやるという気にもなる。もし選挙は自分の生命財産その他の権利自由を守るための番人を選ぶことだと悟れば、どんなばかでも、頼まれたから入れるのではない、こちらから頼んで出てもらうのだ、候補者から金を貰うどころか、選挙の入費は頼む側の有権者の方で持ち寄るぐらいせねば、信用のおける番人は出てくれないくらいのことは気がつきそうなものである。…」

選挙とは、自分の生命財産・権利自由を守るために、信用のおける番人を選ぶこと。
だとすれば、政治家を選ぶにあたっては、いくら慎重であっても、あり過ぎるということはないでしょう。「信用のおける番人」を選ぶためには、より多くの政治・政策情報を、さまざまな観点から評価し、比較し、熟慮することが求められます。

ネット選挙は、やり方次第で、そうした情報(判断材料)へのアクセスを容易にするだけでなく、有権者同士で議論を深めたり、候補者との意見交換を通じて、その主張の正当性や実現可能性を探ったり、本音に迫ることもできるかもしれません。さらには、候補者の主張に影響を及ぼす(変化を促す)可能性も考えられます。

その意味で、ネット選挙は、有権者同士の、また有権者・候補者間での「熟議」を促すプロセスと言えるかもしれません。もちろん、選挙期間中だけの短い「熟慮と議論」で、納得のいく答えは得られないかもしれませんが、そのプロセスは、後の政治・政策に対する有権者・政治家双方の認識を高め、議論を深めることにも役立つのではないでしょうか。少なくとも、従来のような、紋切り型の政見放送やマニフェストの垂れ流し、一方的な街頭演説、無意味な名前の連呼よりも、より充実した時間が提供されることは間違いないでしょう。


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→ 「石田尊昭オフィシャルウェブサイト」

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
**********************

【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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