巻末言―『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』

8月15日、『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』(内外出版)の販売が開始されました。

 → Amazonサイトからご購入頂けます。

本書は、5名の講師陣による講演を収録したものです。
私は第1回講義『咢堂・尾崎行雄と相馬雪香~その信念と生き方~』を務め、また、巻末言を執筆させて頂きました。

 → 各章および講師陣については、こちらをご覧下さい。

以下、私の執筆した巻末言(一部抜粋)を掲載します。
本講座の経緯や、田村重信氏(本講座塾長・自民党政務調査会調査役)との出会い、本書への思いを述べています。

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十五年前、尾崎行雄三女の相馬雪香さんと共に「咢堂塾」を立ち上げた。

相馬さんは五年前、九十六歳で天寿を全うしたが、その信念と生き方は、今も多くの人々を勇気づけている。

論語に、「政は正なり」という一節がある。己が正しくなければ、人を正すことはできない。政治に携わる者には、まず自ら率先して正しい行ないをすることが求められる。また、同じく論語に「恕」という言葉が出てくる。「人を思いやる心」を意味する。

相馬さんは、政治家にはならなかったが、政治、社会、世界の課題に積極的に取り組んだ。「何が正しいかを考え抜き、利他の心で、自分にできることから始める」――相馬さんの生き方は、まさに論語の実践であったともいえる。

東日本大震災が起きた年の五月、私は日本論語研究会で講演をする機会を頂いた。同会の代表幹事で、「永田町を知り尽くした男」田村重信氏と直接お会いしたのは、そのときが初めてである。「ぜひ、尾崎行雄記念財団で講演を」とお願いし、昨年一月に咢堂塾の講師として、安全保障と人間学に関する講義を頂いた。そして十二月、咢堂塾特別講義として、同氏による講演「日本の防衛政策」が実現した。

その三カ月後、日本論語研究会と尾崎行雄記念財団の共催事業として、「尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座」が開講した。政治家を目指す人、政治の仕事に携わろうとする人を対象とした講座である。一人一人がリーダーとしての「軸」、強靭な信念を育み、実践することに主眼を置いている。尾崎行雄も相馬雪香も、「信念の人」であると同時に「実践の人」であった。

本講座で講師を務めた高橋大輔氏と高橋富代氏は、共に咢堂塾の卒塾生であり、日本論語研究会でも教壇に立っている。小西孝実氏は、論語を実践する経営者であり、日本論語研究会の幹事長兼講師としても活躍している。この三名がいなければ、本講座は始められなかった。そして何より、毎回仕事を終えて憲政記念館に集まる塾生の情熱と志があったからこそ、この講座を続けることができた。ここに改めて、感謝申し上げる次第である。

最後に、読者の皆様へ。本講座の講師陣が願うところは、皆様が本書を大いに批判し、議論の材料にして頂くことです。そして、本書のどこか一節でも、なるほどと思われるところがあれば、どうぞそれを実行してください。

 平成二十五年七月
 
 「尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座」
   事務局長 石田尊昭(尾崎行雄記念財団理事・事務局長)


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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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