旧真田山陸軍墓地、タカラベルモント、尾崎財団
2013年11月26日付の産経新聞朝刊に「大阪の陸軍墓地を護る人々」という記事が掲載されました。
大阪市にある旧真田山陸軍墓地の維持・整備に尽力している人たちが紹介されています。詳しくは、以下のリンクをお読みください。
→ 「大阪の陸軍墓地を護る人々」
この記事の最後のほうで紹介されているのが、タカラベルモント株式会社という理美容機器を扱う企業です。先月、当ブログで元自衛官の方との会話を掲載しましたが、そこで触れた「ある民間企業」というのが、実はこのタカラベルモントなのです。元自衛官の人たちを積極的に採用し、旧真田山陸軍墓地の維持・整備に力を注いでいる企業です。
そのタカラベルモントと尾崎財団とは大変縁が深く、当財団設立当初から、長年にわたり当財団を支援してくださっています。
かつて軍部に睨まれ、国賊と罵られた尾崎行雄。彼の理念・精神を継承する尾崎財団。それを長年支えている企業が、同時に、旧陸軍墓地の維持に努めているのです。さらに言えば、尾崎財団が居を構える憲政記念館(旧尾崎記念会館=永田町1丁目1番地)は、かつて陸軍参謀本部のあった場所です。
「尾崎行雄と陸軍」――。確かに両者の主張と行動は大きく異なり対立していましたが、彼らを単純に善悪二元論で割り切ることはできないと思います。
尾崎の唱えた平和も、単に軍部を批判し、武力を否定しさえすれば平和な世の中になるといった単純なものではありません。また軍部も、戦争を好み、戦争と武力それ自体を目的化して戦ったわけではないでしょう。
激動の時代の中で国を思い、戦い死んでいった方々を偲び、その墓地を護ることと、平和を願い追求することは決して矛盾するものではない――そんなことを思いながら、この新聞記事を読みました。
<追記>
先月書いた元自衛官の方との会話を読んでくれた学生時代の友人が、長文の感想を寄せてくれました。内容は公開できませんが、彼らしい真摯な葛藤と、先入観に囚われない感想が書かれていました。感謝しています。彼は今、詩人としても活躍中。いずれ改めて紹介したいと思います。
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この記事の最後のほうで紹介されているのが、タカラベルモント株式会社という理美容機器を扱う企業です。先月、当ブログで元自衛官の方との会話を掲載しましたが、そこで触れた「ある民間企業」というのが、実はこのタカラベルモントなのです。元自衛官の人たちを積極的に採用し、旧真田山陸軍墓地の維持・整備に力を注いでいる企業です。
そのタカラベルモントと尾崎財団とは大変縁が深く、当財団設立当初から、長年にわたり当財団を支援してくださっています。
かつて軍部に睨まれ、国賊と罵られた尾崎行雄。彼の理念・精神を継承する尾崎財団。それを長年支えている企業が、同時に、旧陸軍墓地の維持に努めているのです。さらに言えば、尾崎財団が居を構える憲政記念館(旧尾崎記念会館=永田町1丁目1番地)は、かつて陸軍参謀本部のあった場所です。
「尾崎行雄と陸軍」――。確かに両者の主張と行動は大きく異なり対立していましたが、彼らを単純に善悪二元論で割り切ることはできないと思います。
尾崎の唱えた平和も、単に軍部を批判し、武力を否定しさえすれば平和な世の中になるといった単純なものではありません。また軍部も、戦争を好み、戦争と武力それ自体を目的化して戦ったわけではないでしょう。
激動の時代の中で国を思い、戦い死んでいった方々を偲び、その墓地を護ることと、平和を願い追求することは決して矛盾するものではない――そんなことを思いながら、この新聞記事を読みました。
<追記>
先月書いた元自衛官の方との会話を読んでくれた学生時代の友人が、長文の感想を寄せてくれました。内容は公開できませんが、彼らしい真摯な葛藤と、先入観に囚われない感想が書かれていました。感謝しています。彼は今、詩人としても活躍中。いずれ改めて紹介したいと思います。
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