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尾崎行雄と原田二郎

原田二郎(はらだじろう)は、松阪の生んだ知られざる偉人です。

彼は1849年、三重県松阪市殿町に生まれます。31歳で横浜第74国立銀行の頭取となり、2年後松阪に帰郷。7年後再び上京し実業界で活躍します。

1902年、井上馨侯爵の依頼で大阪の名家・鴻池家の再建に取り組み成功させました。理財に長けた原田は、2千万円(現在の約300億円)の財産を作りましたが、1920年、その全財産をなげうって「財団法人原田積善会」を設立。当時最大の社会福祉法人でした。

また、原田二郎は、尾崎行雄の信念と行動を高く評価し、物心両面で尾崎を支援しました。

尾崎行雄と原田二郎がいつ頃知り合ったか、その正確な時期は分かりません。ただ、原田の出身地である松阪は当時尾崎の選挙区でもあり、それぞれ財界・政界で名の知れた者同士であったことから、交流が生まれたものと思われます。

両者はやがて家族ぐるみの付き合いとなり、尾崎の夫人・テオドラが、娘の雪香(ゆきか)を連れ、手作りのクッキーやスープを原田のもとへ届けたというエピソードもあります。

原田二郎が亡くなった後も、原田積善会が尾崎に金銭的支援・助成をしたことが記録に残っています。その援助は、翼賛選挙の際、尾崎が不敬罪で捕まったときも続けられました。

1950年、原田積善会の創立30周年に、尾崎は「人類福祉のために」という一文を寄せました。そこで尾崎は、原田の功績と、原田亡き後もその意思を継ぎ活躍している後継者たちを称えました。

この原田二郎と尾崎行雄の繋がりについて研究されたのは、現在、尾崎財団の評議員を務める阪上順夫・東京学芸大学名誉教授(元松阪大学教授)です。上記の内容は、阪上氏の研究によって明らかになりました。

その阪上氏が、自ら座長を務める「NPO法人大正浪漫一座」という劇団(高齢者を中心としたボランティア団体)があります。来る3月12日、憲政記念館で、阪上氏の脚本・監修、そして自身も出演する演劇『原田二郎物語―尾崎行雄を陰で支えた人』が開催されます。

ご関心のある方は、ぜひお運び下さい。

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大正浪漫一座・東京公演

『原田二郎物語―尾崎行雄を陰で支えた人』

【主催】NPO法人大正浪漫一座/公益財団法人原田積善会
【後援】厚生労働省/松阪市/福祉新聞社/東京都社会福祉協議会児童部会
【協力】一般財団法人尾崎行雄記念財団

■日時: 2014年3月12日(水)13:00~15:30(休憩あり)(12:30開場)
■会場: 憲政記念館 講堂 (永田町1-1-1/国会議事堂前)
■入場料:1000 円 (当日、受付にてお支払い下さい。)

◇お申し込みは不要です。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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