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尾崎行雄と論語、そして咢堂塾

今、手元に一冊の本があります。
『素顔の安岡正篤―わが祖父との想い出の日々』。
著者は、「こども論語塾」講師として全国を飛び回っている安岡定子先生です。

先日、定子先生と初めてお会いしました。
気さくで温かい雰囲気の中に、一本芯の通った力強さを感じました。
時折語られる論語の一節はもとより、論語を実践されているご自身の言葉・生き方からも大いに学ばせて頂きました。
ちょっとした世間話も「学びの場」になる、とても「贅沢な」時間でした。

さて、本のタイトルにあるように、定子先生は、あの安岡正篤(まさひろ)のお孫さんです。
安岡正篤は、昭和歴代首相の指南役ともいわれた陽明学者・思想家です。

その安岡正篤の曾祖父が安岡良亮(りょうすけ)で、群馬県や度会県(現在の三重)で参事を歴任し、熊本県令(現在の知事)などを務めた人物です。そして彼は、尾崎行雄の父・行正の「上司」にあたる人でした。行雄は十歳の頃、駿河台にある安岡邸に起居し、安岡良亮から七書等の講義を直接受けています。

安岡良亮と尾崎行雄。安岡定子と尾崎財団。不思議なご縁を感じます。
そして今年5月から始まる「咢堂塾」第17期では、定子先生のもとで論語を学ばれた元参議院議員・内閣府副大臣の長峯基(ながみね・もとい)先生が講師を務めてくださいます。

私は一昨年、ある本の巻末言に、次のような文章を寄せました。

************************************

 十五年前、尾崎行雄三女の相馬雪香さんと共に「咢堂塾」を立ち上げた。
 相馬さんは五年前、九十六歳で天寿を全うしたが、その信念と生き方は、今も多くの人々を勇気づけている。
 論語に、「政は正なり」という一節がある。己が正しくなければ、人を正すことはできない。政治に携わる者には、まず自ら率先して正しい行ないをすることが求められる。また、同じく論語に「恕」という言葉が出てくる。「人を思いやる心」を意味する。
 相馬さんは、政治家にはならなかったが、政治、社会、世界の課題に積極的に取り組んだ。「何が正しいかを考え抜き、利他の心で、自分にできることから始める」――相馬さんの生き方は、まさに論語の実践であったともいえる。
 …一人一人がリーダーとしての「軸」、強靭な信念を育み、実践することに主眼を置いている。尾崎行雄も相馬雪香も、「信念の人」であると同時に「実践の人」であった。

************************************

咢堂塾は、単に知識を学ぶところではありません。
その知識を何のために、どう生かすのか。自分が人としてどういう道を歩み、何のために生きるのか。
信念を磨き、徳を育む場―それが咢堂塾です。

塾生の皆さんには、論語をはじめとする人間学にも大いに触れて頂こうと思っています。

 →尾崎財団「咢堂塾」第17期の詳細はこちら


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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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