政権交代と二大政党制

来る総選挙は、ほぼ「自民 VS 民主」という二大対立の構図で行なわれる「政権選択選挙」と位置付けることができる。

各種世論調査や当落予想を見ると、政権交代、つまり民主党(または民主党中心の連立)政権誕生の可能性が高いことがうかがえる。

そうした中、先月、民主・鳩山由紀夫代表の「故人献金」問題が発覚。自民・公明両党はプロジェクトチームを組成し、疑惑を徹底追及する構えだ。総選挙への影響は免れないだろう。ただ、7月5日の静岡県知事選で民主系候補が勝利し、都議選でもなお民主有利が伝えられている。世論調査では、鳩山代表の釈明会見(6月30日)の内容に8割近くが「納得していない」というが、かといって政権交代への期待感が縮小しているわけでもなさそうだ。

ところで、今回の選挙とその後の展開の中で、本格的な二大政党制の時代となるのだろうか。選挙後には政界再編・再々編が行なわれるとの予測もある。「民主 VS 自民」という単純な二大対立の構図が根付くかどうかは不透明だ。

僕は、(現在の政党の枠組みがいいかどうかは別として)政権担当能力を持った二大政党が政策を競う方向が望ましいと思っている。選挙が、政権と政策パーッケージの実質的な選択手段となり、そこで選択された政策の実行可能性も高まると考えるからだ。

政策をめぐる政党間の健全な競争と、それによって生じる政権交代というダイナミズムが、民主政治の成熟、政策の洗練化に繋がっていくと思う。

もちろん、そうした政党を育て、そうした政治を促すのは有権者だ。有権者に課せられた責務は重い。

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プロフィール

石田尊昭

Author:石田尊昭
    尾崎行雄記念財団
    理事・事務局長
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【著書一覧】

石田尊昭
石田尊昭著『18歳からの投票心得10カ条』
(2016年)



尾崎行雄著/石田尊昭・高橋大輔編『人生の本舞台 復刻版』
(2014年)


民主政治読本 復刻版
尾崎行雄著/石田尊昭解説・編『民主政治読本』
(2013年)



田村重信編・石田尊昭・高橋大輔・高橋富代・小西孝実『尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録』
(2013年)


石田尊昭 心の力
石田尊昭著『心の力』
(2011年)


50の言葉
石田尊昭著『平和活動家・相馬雪香さんの50の言葉』
(2009年)


咢堂言行録
石田尊昭/谷本晴樹著
『咢堂言行録 尾崎行雄の理念と言葉』
(2010年)


石田著作
相馬雪香・富田信男他編
石田尊昭(年譜編纂)
『咢堂 尾崎行雄』
(2000年)

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